殺虫剤に強いシラミが増えている

今までのシラミ駆除剤が効かない?

最近は、今まで使用されてきた殺虫剤でも殺せないシラミが増えてきている事が問題になっていると知りました。

日本では、1982年からピレスロイド系のシラミ駆除剤として、「フェノトリン」という殺虫成分が使用されるようになりました。

フェノトリンの働きは、シラミの神経に障害を起こして動きを止めて弱らせていくというものだそうです。

いわゆる一般的な殺虫剤の働きと同じです。

フェノトリンが使用される前までは、DDT、BHC等がシラミ駆除に用いられていたそうですが、健康に悪影響を与える恐れから使用が中止されてから11年後、1982年に新たな駆除剤として開発されたのがフェノトリンです。

この薬が登場以降、シラミ症の患者数は減り確かな効果が確認されたのですが・・・。

シラミ駆除剤の変化

現在の日本で利用者が多いシラミ駆除剤は、フェノトリン(ピレスロイド系)ですが、この駆除剤が使用されてきた背景には、シラミ駆除に効果的で人体に対する安全性の高い成分という事で推奨されています。

戦後の日本では、シラミが流行すると男の子も女の子も髪の毛を丸刈りにし、DDTやBHCという有機塩素系殺虫剤が使用されていたそうですが、それらの薬品が人体に与える影響が危険とされ1971年5月から使用ができなくなってしまいました。

1971年の5月以降、日本でシラミに有効な薬が全く無い状態となってしまい、およそ10年後には、年間の罹患者数が2万4千人のピークを越えたそうです。

その後、1982年にアタマジラミの駆除剤としてスミスリンパウダー(フェノトリン)が販売されてからは、罹患者数が減少し始めたそうです。

しかし、それから10年後の1992年、再びアタマジラミの数が増え始め、毎年増加しているそうです。

抵抗性シラミに要注意

近頃増えている抵抗性シラミは、この薬(フェノトリン)に対する抵抗性を遺伝的に持っており、ピレスロイド系殺虫剤では駆除する事ができなくなっていると言われています。

その数は年々増加傾向に有り、再びシラミ症に罹患している人の割合が多くなってきているそうです。

特に沖縄県内ではその割合が著しく、県内の罹患者全体のうち抵抗性シラミが95%という高い割合で集中しているという情報もあります。

対する、他県では、全体のおよそ5%程度とそれほど心配要らない程度のように思われますが、結果的に駆除が長引く抵抗性シラミは、これからどんどん増えていく恐れがあるので気は抜けません。

シラミの種類に合わせて駆除剤を選ぶのが良さそう

このように、近頃増えている抵抗性を持つシラミに対する対処方法としては、駆除剤選びも注意しなくてはいけないなと思いました。

特に注意すべきことは、従来のシラミ駆除剤を何週間も使っているのにシラミが完全にいなくならない場合です。

もしかすると、抵抗性シラミが寄生している可能性があるので、そうしたアタマジラミにも効き目がある駆除剤を選ぶことが大切なようです。

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